Linuxディストリビューションの選び方は好みに依るところもあります。最初に触れたLinuxに慣れてしまうのも事実です。慎重に選ばなくても、見た目や使い勝手で選び、シックリ来ないなら乗り換えてもいいでしょう。
最初は右も左も分からない人がほとんどなのて(私もそうだった!)、信頼できそうな情報のお薦めを試してみることが近道です。
参考になった動画
![](https://linuxnomaki.jp/blog/wp-content/uploads/2024/05/linux-dist-de40-800x405.webp)
情報ソースが多くある中、納得できる分かりやすい動画を見つけました。
Chris氏によるセレクトで、共感できる客観性が多くあります。
ディストリビューションで区別していますが、デスクトップ環境(DE)を重視している点で、初心者〜中級者に優れた内容だと感じました。
動画内で使われているツールは、Tier MakerというWebサービスです。今回のTierリストを作り替えることもできます。
![](https://linuxnomaki.jp/blog/wp-content/uploads/2024/05/tier-maker-linux-de-800x521.webp)
これ、分かりやすいですね。
お薦めされた4つのOS
この動画では、Amazing for New Usersに分けられた4つが初心者にお薦めのディストリビューションでした。Supermeの2つは氏の好みになります。
個人的には軽い部類に入っているLubuntuは初心者にも易しいと思っています。
日本では、情報量が多いUbuntu Desktopが最も人気があると思います。私も1台はUbuntuの最新バージョンを入れて触りたいクチです。でも、Devilに分けられていますね。
Kubuntu
Ubuntuの派生でKDEデスクトップ環境を採用している。(Kubuntu 24.04 だとPlasma 5.27.11)
左下にメニューボタン、イメージ色の青色などWindowsのような見た目で扱うのが容易い印象です。
:Linux Mint
カスタマイズできるのがLinuxの楽しみでもある中、デフォルト設定で使いやすいのがLinux Mintにある特徴の1つです。
エディションとしてCinnamon、MATE、Xfceの3つがあり、特にLinux MintならCinnamonと言えるほど最も有名です。
こちらもUbuntu派生です。
:Zorin OS
公式も”WindowsとmacOSの代替”と謳っているように、デフォルトで見た目や使い勝手が従来のWindows・Mac寄りに感じるOSです。Linuxへの心の敷居は低くなるでしょう。
有料版が選べるのも他とは異なる特徴です。(Pro(有料)、Core、Lite、Education)
ZorinもまたUbuntu系の派生です。
:Nobara Linux
最後に紹介されていたNobara Linuxは知りませんでした。調べてみると、2022年7月10日にリリースされた新しいディストリビューションで、Fedoraが元です。
どうやらゲーム向けに特化している様子で、NvidiaのGPUを検出しドライバーも自動インストールしてくれるとあります。ProtonやWINEなども導入されています。
他にストリーミング配信・録画ソフトウェアである「OBS Studio」がインストールされていることから、ストリーミングにも特化したプロジェクトの様子が窺えます。
一般的に使用されるパッケージを技術的に精通していないユーザーに提供することを目指しています。〜(略)主にゲーマーのユーザーエクスペリエンスを向上させるように設計されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nobara_Linux#cite_note-12
ゲーマー向けでも、初心者に易しいGUIで事が進められるのが特徴です。
:![ニンニン](https://linuxnomaki.jp/blog/wp-content/uploads/2024/05/ninja_man_face1_smile.webp)
ゲーム実況用(?)
最後は好み
お薦めされた4つは、確かにLinuxへの敷居が低く感じられるディストリビューションでした。
特にLinux Mintは、日本語環境ユーザーでも同じように初心者に易しいと感じますね。日本語表示も翻訳も気にならず、インストール時点で日本語入力もできています。唯一ではないけれど、総合的に取っつき易く軽くて見た目も綺麗にまとまっているOS(ディストリビューション)です。
私のSupermeは、Linux MintとDebian12ですね。
とはいえ、最後は好みで良いでしょう。
あまり何かに特化しているとトラブルの際に情報を得るのに苦労します。総合的にUbuntu派生であれば、同じような手立てができますからお薦めしています。
まっ、パッケージ管理システムも含め、好みの問題にはなりそうです。