中古ノートパソコン購入の選び方、体験談から3つのポイント

「2位じゃダメですか?」・・・ダメですという人は新品を買ってください。この記事では主にリーズナブルな価格で中古ノートパソコンを手に入れ、UbuntuなどLinuxOSを入れて楽しむ人に向けて書いています。

  • リーズナブルな価格がいい人
  • 完璧を求めない人
  • 快適動作以外にほとんど目を瞑れる人

どうしても譲れないポイントがあるのは当然です。バランスよくあきらめることで、かなり満足度の高い使い方ができると信じています。

ま、貧乏性とも言います。

1:譲れないポイントを1つ定義

あなたは、今回の中古品を購入するとき、譲れないポイントは何でしょうか?

分かりやすいように「7年落ち中古ノートパソコンをLinux Mintで再利用」を念頭に、私の例を挙げてみます。まだお読みでない人は、先に目を通してからだと分かりやすいと思います。

最終的に選ぶ中古ノートパソコンは、Linuxで指紋認証センサーで使いたいのが目的でした。

例:機種選びで譲れないポイント → 指紋認証センサー搭載のパソコン

選んだ機種は薄く軽い筐体です。譲れないポイントではなかったのに、同じくらい大事なポイントになりました。予想外といいましょうか、結果として大満足になりました。

他にも画面の大きさであったり、CPUの速度といったスペック面など、何か1つ目的があると選びやすいと思います。

指紋認証センサーだとかなりニッチになるため、あまり選べません。

バランスで考えて選ぶ

人により最も重要視するポイント(譲れないポイント)は異なります。

それ以外のポイントをバランス良く受け容れることにしました。

例えばザッと挙げるとこんな感じ。

  • 販売価格
  • CPUなど基本スペック
  • 見た目の綺麗さ(キズ・汚れ)
  • 液晶ディスプレイの性能や物理的な劣化度
  • バッテリーの劣化度
  • 付属品の有無
  • インストールされているOS
  • キーボードのへたり具合

挙げた項目を、自分にとって妥当な範囲を考えます。

例えば、販売価格は2万円前後〜29,990円まで、基本スペックは最低第○世代Core i5という具合です。

当然ながら、細かい点すべてが良い状態や高性能であればあるほど新品価格に近づきます。仮に価格が譲れないポイントであれば、その他は希望通りに望めないことになってもあきらめましょう。

先の例でいうと、価格がリーズナブルである限り、付属品の有無以外、すべて目を瞑ることにしました。

2:インストールするLinuxディストリビューション

Linuxディストリビューションをどれにするかでノートパソコンを選びます。

ここは先人達の実証を検索して選ぶことになるかもしれません。

例で挙げたノートパソコンは、LinuxMintでの動作が問題無いレベルのCPU周波数やメモリー容量でした。

ディストリビューションによっては、少し性能が要る場合があります。当然ながらその上で動かすアプリケーションソフトにも影響が出るため、どちらかというとCPUに重きを置きました。(メモリーが増設や交換ができないタイプなら話は別です)

例ではテキストベース、そして多少の動画を再生できれば良いと考えていました。

ディストリビューション選びと同時に、中古ノートパソコンでの使い方が重要になります。

そのため、18,800円という低価格で手に入りLinuxMintで快適です。

3:完全にあきらめるOSと汚れ・傷

先ず大前提として、中古商品ということで察してください。

そして、安い販売価格であればあるほど、どのように商品の状態が記載されていても、5年〜7年前のノートパソコンはその程度ということです。

汚れや傷といった綺麗さは、それなりにたくさんあります。美品である良い部類であってもです。

キーボードのテカリは経年劣化や使用頻度によってだいぶ変わってきます。これも仕方ありません。流石にキーが押せないとか壊れているのは勘弁して欲しい。使用できるかまでは確認すべきです。

ライセンスはグレー

もう1つはインストールされているWindowsOSやOffice製品は使わない前提にしています。

ライセンスに関してはほぼ違法ともいえる状態です。グレーが正しいかな。

Linuxをインストールしたいので、端からWindowsは必要ありません。容量の問題とライセンスの問題から完全に消去して使う方が良いでしょう。

そのため、Windowsが10だろうが11だろうがも関係ありません。プリインストールされているOffice製品も同じです。

そもそも発売時のバージョンとは異なったり、Office製品がインストールされていない機種にもインストールされているのはおかしいですよ。

どちらかというと、Office製品の方がライセンスはないに等しい状態です。

そもそもWindowsもOffice製品もライセンスコードは封入も記載もされていない販売が多数を占めています。再インストールできないというわけです。

Microsoftからお叱りを受けるくらいなら使わない方がマシです。

バッテリーは嘘だらけ!

正直、Amazonの「整備品済み」に限り、体験談としてノートパソコンのバッテリーは信用できません。

とてつもなく、いいかげんだと感じます。

最低80%以上を保証しているわけですが、とても信じられません。どういった確認をしているのか疑いたくなります。

他店での購入にしても、もし販売価格が高ければ被害に遭うことはないかもしれません。価格が低いのはそれなりの理由があるとはいえ、バッテリーはギャンブル的な要素になります。

だから構わないというわけではなく、評価などでしっかり反論することをお薦めします。

返品や返金も期待できません。返品で良い商品と交換してもらえることもありますが、返金は50%までと既定されているので、心して購入する必要があります。

今後、きっと大きな問題になると思っています。

意外な選び方

知っている人にはお馴染みの機種の選び方として、企業向けのリースアップ商品があります。

企業は一度に大量のパソコンを購入します。リース販売のパターンも多く、リースアップ後に入れ替えるため大量に売却されます。

それなりに使っているので程度が良いとは言いませんが、メーカーによって企業専用のモデルもあります。

少しだけ性能が高いか、メモリーが多い、または特殊なインターフェイスの場合があります。

企業向けの販売ですから、発売当時も個人では購入できないため、あまり知られていません。

と同時にVLライセンスのOSやOffice製品ですから、ライセンス的にはアウトです。

少し型番が違うので、調べればすぐに分かります。

値段相応

結局のところ、中古ノートパソコンは販売価格に比例します。

加えてバッテリー品質だけは価格にも関係ない部分があります。期待はしないが正解です。

譲れないポイントや最低限の希望が叶うなら、他はすべて目を瞑ることで、とても安い価格でLinux用のノートパソコンとすることができます。

LinuxではなくWindowsで使いたいなら、せいぜい2年落ちくらいのパソコンにしましょう。価格は新品の70%程は覚悟してください。逆にあまりにも安い価格はお薦めしません。

3万円以下を目安にすれば、例え型落ちのノートパソコンといえども、Linuxディストリビューションなら快適に使うことができます。

これらに気を付けて購入してみてください。

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